桐は桐材そのものが吸湿、放湿作用即ち
呼吸をしているので、自然に換気湿度調整を
行い外部の高低湿度、温度にたえ、
桐たんすの内部の湿度が変化しないように
一定に保つ働きがあり、繊維の劣化を
極力抑える事ができます。
乾燥した桐材はたいへん収縮率が
少ないため引出し等を隙間なく仕組めます。
このため桐たんすの内部は外気を遮断し湿度、温度の変化を受けにくくします。
また熱伝導率が極めて低く(火災にたいして燃えにくい)、火災時に桐に水分が含まれると
吸湿性が非常に高いため瞬時に膨張し、隙間をなくし内部への断熱効果を発揮します。
さらに桐材の抽出成分の中に木食虫を寄せ付けない成分(セサミン、パウロニン等)が
多量に見つかっています。また軽くて軟らかい桐材は腐りやすいと思われがちですが
タンニン(防腐力が大きい)が多量に含まれるため長期間使用可能になります。
このため桐箪笥は何十年先でも”洗い直し”といい再生可能です。
母から子へ、子から孫へと受け継がれていく桐たんす。
日本のように高温多湿で四季の変化が激しい国にはぴったりな木です。
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