創業43年以来、皆様に納得頂けるように守り続けてきた伝統の技をお届けします【名古屋のたんす】たんす


完成までの流れ

三長家具が造る桐たんす

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三長家具は40年以上続く伝統技術を屈指し、流行に左右されず永く愛される桐たんすを造っています。また現代の生活様式の多様化に柔軟に対応した桐たんす造りを進めています。私したちの製造した桐たんすは中部地方中心に家具専門店、百貨店、家具問屋などの店頭にて販売されています。各地方のお客様の声(たんすのデザイン、造り、価格など)を聞き、製品造りに励んでいます。


職人の自己満足でたんすを造ってもお客様のためにならない(価格、デザイン)。私したちはお客様のご要望に応じて最高の技術、技法を用いて桐たんすを造ります。名古屋地区では唯一総桐たんすの製造元です。

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桐の木が桐箪笥になるまでにはとても長い年月を要します。伐採した桐の木はまず私たちの乾燥場で丸太で6ヶ月から1年寝かせます。これは桐の木を落ち着かせ名古屋の環境に慣れさせるためです。

そして製材された桐板材は天日にて約2年間アクを抜きながら自然乾燥させます。桐板材が真っ黒になりアクが抜けたことを確認し屋内にしまい半年から一年寝かせます。そして、「狂い直し」といい板のそりやひずみを火であぶりまっすぐに直し職人たちの厳しい目で選別され上質な桐材だけを使います。


ここまでの工程は特別なことではないかもしれませんが、桐を理解して手を抜かず取り組む姿勢こそが最終的に確かな品質を生み出します。

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こうして桐の選定から仕上げに至るまですべて自社で行います。とくに初工程のアク抜き乾燥期間を短縮した桐(人工乾燥、漂白剤によるアク抜き)はいくら良材でも長く使えばその差は歴然です。※補足 上記のアク抜きという作業をやることによって 品質がよくなります。やらない製造業者もあるので 気をつけて下さい。


桐の良さを知る職人が目の届かぬところまで気を配り、すべては愛される桐たんすだけを製作していきたいと言う私したちの想いが伝わればと思います。

作業工程 紹介

桐たんす造りはすべて手作業、手加工で行い40年以上にわたって培ってきた経験を活かし 独自の技術で長年愛用してきた道具と共に何十工程にも及ぶ匠の技で一棹一棹丁寧に 想いを込めて造り、末永く愛されお使いいただきたいという私たちの想いが託されています。

  1. 木取り初工程の木取りは各部材の寸法に合わせ
    切断する訳ですが桐材は生息する場所や
    土質、気候、などさまざまな状況化で色調が
    違います。仕上がりの良さを追求するため
    必ず同じ木で木目を揃え板合わせをします。
    色調も合い、まるで一枚板のように見えます。
  2. 組み立て接合部の強度を増すために蟻組といい
    楔型形状のものを組み合わせます。
    無垢の木は時がたつにつれ痩せる場合が
    あります。木殺しをして叩きこんでいきます。
    ここでは詳しくはご説明できませんが
    すごい高度な技術で造られています。
  3. 仕込み蟻組をして底板を打った引出しは箪笥本体の
    棚と棚の間に入らないため引出しを本体に
    沿って隙間なく鉋で削り調整しながら擦り
    込んでいきます。そして前面の仕上げ削りを
    して扉、引戸などを仕込み最終調整をします。
  4. 塗装木地の表面に水を塗り、へこんだ箇所を
    復元した後、仕上鉋等を用いて木地全体の
    調整をします。その後、うづくりで着色する面を
    木目にそって平均にこすり目立てをし、
    天然矢車附子を煎じた液に天然との粉を
    混ぜ刷毛で塗り、自然乾燥させます。
    この作業を2度繰り返し、最後に木目に
    そって均一に日本産のろうを塗ります。
  5. 金具付け最終仕上げは金具付け。引き手や前飾りの
    デザインを選び、各寸法に穴を開け錠前、
    丁番を箪笥に慎重に取り付けいきます。
    最後に全体の調整を行い点検をし完成に
    なります。

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