使い易さを追求した桐チェスト製品情報

優しさが際立つ天丸仕上げ

天板と本体の接合部はほぞ組みにてしっかりと組まれ、全面は流れ留め仕上げにて狂いもなく接いでおり、両角は面取りを施し伝統的な造りで仕上げています。また削り込みを行い形出しをする天丸仕上げは全体的にやさしいイメージになり和家具らしくなります。

引き出した瞬間に、その良さはわかます。

引出しの前板と側板を接合する際に使われる技術を「蟻組み」といい、楔形に加工された形状が、お互いをぴったりとかみ合わせることで「引き出す力」に対して非常に強固な構造を生み出します。そのため、毎日頻繁に開け閉めする引出しが、長年の使用でゆるんだり、抜けたりするのを防ぎます。そして、その引出しの四面をかんなで削り、仕込むことで気密性を高めます。これにより、桐たんす本来の優れた調湿性や防虫性を最大限に活かすことができ、大切な着物を湿気や虫から守ることに繋がります。

見えない所もこだわりが...

引出しの先板は技術やこだわりがある証として蟻組みを採用。また底（裏の部分）はアーチ型に細工がされており引き出しがスムーズに開閉できます。見えないところまでしっかりとした造りにすることで気密性が高く使い勝手の良い桐たんすになります。

帯と小物をすっきり収納

この桐チェストは、着物だけでなく、かさばりがちな帯や、細かい和装小物まですっきりと収納できるのが一番の特徴です。下3段の左側が帯専用引出しになっており、1段に4〜5枚の帯を収納できます。右側には、帯締や帯揚などの和装小物をまとめておける小さな引出しを設けました。床に座ったままでも引出しの全体を見渡せるので、どの帯や小物がどこにあるか一目でわかりとても使いやすいです。

シンプルな造りは全体を引き立てます。

本体を支える台は箱のような構造になっており、床からの湿気を阻止するため重要な部位になります。尚且つ、本体の重量を分散させる構造にしてあり、強固かつ繊細に造られています。また、足元のデザインはシンプルに仕上げ、本体とのデザインバランスを保っています。接ぎ手は剣先留という木口を見せない工法で仕上げています。緻密に計算され見えないところまで確かな技術で造られている台輪です。

浅引出し

浅引出しにたとう紙（着物を包む紙）を入れると両サイドに手が入るスペースが十分あり、取り出しがスムーズです。着物は２～３枚ほど入ります。また、着物と帯をセットにして、空いたスペースに帯揚げ、帯締めなど仕舞うのもいいでしょう。

※浅引出し　内寸

　幅978㎜　奥行き410㎜　高さ80㎜（平均値）
※たとう紙の参考サイズ

　幅880㎜　奥行き360㎜

帯引出し

帯専用の引出しが３段あり、１段に４〜５枚ほど収納でき、両サイドに手が入るスペースがあり、帯を重ねていても出し入れがとてもスムーズです。右側には帯に付随する帯締め、帯揚げなど仕舞っておくと便利な小引出しを用意しました。帯と一緒に使う小物を同じ場所に仕舞っておけるので、「あれ、どこにしまったっけ？」と探す手間が省けます。

※帯引出し　内寸

　幅687㎜　奥行き410㎜　深さ120㎜（平均値）

※小引出し　内寸

　幅233㎜　奥行き410㎜　深さ120㎜（平均値）
※たとう紙の参考サイズ

　幅560㎜　奥行き340㎜